2010年11月3日水曜日

統合失調症とは?

統合失調症とは?
統合失調症は、人口の約0.5~1%が発病するといわれ、心の病気の中でもよく知られている疾患です。
原因は今のところよく分かっていませんが、最近の研究では、主として脳内のドーパミンという神経伝達物質が過剰に分泌されすぎ、情報処理がうまくいかなくなる、という説が挙げられています。
こうした内的な因子に、精神的ストレスなどの外的因子が複雑に絡まって発病するといわれます。
統合失調症は症状の現われ方によっと「破瓜型」、「緊張型」、「妄想型」、「残遺型」の四つに分類されます。
日本では「破瓜型」に分類される患者が多いといわれています。

受診を考えるめやす
統合失調症は初期に適切な治療をすれば、かなり改善するケースが少なくありませんが、症状が進むと治療しにくくなり、不治のまま生涯を終わることもあります。
少しでも異変を感じたら、精神科に相談することが早期治療のカギといえます。


統合失調症・破瓜型とは?
思春期ごろの発病が多く、初期は幻覚、妄想といわれる体験は少なく、喜怒哀楽に乏しい、物事に対する意欲や関心がなくなる、周囲の状況にも無関心になる、といった症状が現われます。
たとえば「学校に行きたがらない」、「入浴したがらなくなった」など、日常的にしていたことをしなくなります。
周囲には「元気がない」、「疲れているようだ」と映ることが多く、病気の発見に結びつきにくいため、知らぬ間に進行してしまいます。
進行すると、急に妄想が現われたり興奮したり、会話にまとまりがなくなるなどの症状が出て、初めて病気と分かることが多いようです

統合失調症・妄想型とは?
破瓜型や緊張型に比べると、比較的、発病時期が遅い傾向があり、30歳~中年以降の発病が多いといわれています。
文字通り妄想・幻覚が症状の中心で、妄想や幻覚に関連しないことでは、相手に合わせた会話ができます。
初期は「なんとなく周囲の人が自分を嫌っているようだ」、「自分のうわさをしている」、「妻(夫)が自分の友人と浮気をしている」といった被害妄想から始まります。
近くにいる人のあくびや咳、ものの渡し方など、ちょっとした出来事を被害妄想に結びつけて考え、周囲の人に苦情を言うこともあります。
進行すると妄想は広がり、「自分が次に総理大臣になるから、周囲がねたんでいる」などといった誇大妄想がでたりします。
軽症のときは、「変わった人」と見過ごされることもありますが、「友人に狙われていて殺されかけた」と警察に飛び込む、「盗聴器が仕掛けられている」と、ベランダの物置を壊すなどの行動があったときに病気が発見され、治療に結びつくことが多いようです


統合失調症・緊張型とは?
特別に興奮する理由もないのに、突然興奮したり、落ち着きなく動き回ったり、大声を出したり、しゃべり続けたりします。
その一方で、動きが鈍くなることもあります。
他人の勧めや言葉を拒絶する態度をとることもあり、食事や着替え、入浴を勧めても頑として行おうとはしません。
また奇妙な姿勢をとる、一定のポーズをとり続ける(カタレプシー)、同じ動作を繰り返す(常同行為)、他人の言葉や動作を真似る(反響症状)、などの異常も現われます。
1日横になっていることもあり、声をかけても反応しません(緊張病性混迷)。
一見意識がないように見えることもありますが、記憶ははっきりしています



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