2010年10月27日水曜日

統合失調症と芸術・文化

画家、イラストレイターのルイス・ウェインは57歳で統合失調症を発したが、その後も絵を描き続け特徴的な作品を数多く残している。発症以前のウェインの絵は比較的おとなしい色彩と具象的な画調であったが、発症後には原色を帯びた色彩と抽象的な画調の作品が見られる。しかし統合失調症の患者が必ずしもこのような画調の変化を起こすわけではない。例えば晩年に統合失調症を患った高村智恵子が療養当時制作したとされる紙絵は、比較的素朴なものが多い。

数学者のジョン・ナッシュは統合失調症の発症により自らの研究を中断したが、後に克服し、ノーベル経済学賞を受賞するに至っている。ただし受賞の理由とされた論文は、発病以前に発表されたものである。

草間彌生は少女時代より統合失調症を病み、繰り返し襲う幻覚や幻聴から逃れるために、それら幻覚や幻聴を描きとめる絵を描き始めた。その後現代アートの旗手との高い評価を得て、朝日賞、紺綬褒章、フランス芸術文化勲章オフィシエ、旭日小綬章などを受けている。

詩人にして思想家のフリードリヒ・ヘルダーリンは統合失調症を発病し、その生涯を塔に幽閉されて過ごした。 この為彼の病気の彼の詩への影響が指摘されている。

アメリカのコルネット奏者のバディ・ボールデンは統合失調症の影響によりジャズ音楽のルーツを創ったと考えられている。

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